真っ暗な朝のおもいで

贈りものをいただきました。
それはクラシックコンサートのチケット。
一曲目はシベリウスの「フィンランディア」。
音が寄せてきては引いてゆく。
音の波がかさなりあって、寄せてきては引いてゆく。
立体的にせまる美しい音の波に涙が流れました。
そして…ほんと癖になりそう!
感想が夫と同じなのも驚きました。
なので、もうひとつの「私たちのシベリウス」。

1月のフィンランドの朝。
陽ののぼる時間はゆっくりでした。
夜はあんなにもはやく訪れるのにね。

朝、歩いてシベリウス公園を探しに出掛けました。初めてだったから「きっとこんな公園」と勝手に想像しながら。

真っ暗な朝に黒い鉄の大きな門が見えて、「絶対!公園の入り口だー!」ってかけよったら、墓地の入り口だったり…
真っ暗だけど「朝」ってゆうのと「フィンランド」ってゆうことで怖くなることもなく再び地図をたよりに歩きだす。

やっぱり真っ暗だけれど人の暮らしは目覚めていて明かりのついた室内テニスコートには人が集まってプレイしていました。

そのなかでだんだん不安になってきてお散歩中のカップルに声をかけてみたらシベリウス公園のモニュメントまでつれていってくれました。

真っ暗な中で挨拶を交わしたシベリウスさんとこうして彼の作品で再会できてとても幸せ。

Oさん、ありがとうございます☆

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