立ち止まることを覚えず
目を止めることもなかった
つぎのつぎのつぎ‥ぐらいまで頭はフル回転していたはず
気がつく機会は持たなかった。
それらがあつまった箱を目の前で逆さまにされてその山に対応できないで3ヶ月になろうとしている
朝を迎える使命感が私にはなく
朝を迎える罪悪感が私を覆った。
夕暮れ1:夜2の空の下、自転車をこぎながら独り言を放出していた。それは繋がれて繋がれて途切れることがない。独り言はすべて過ぎ去った変わることのない事実を必死に書き換えている。「ほんとうはこうあるべきだった私の人生」が綴られてゆく。どんなにどんなにも、もう、それは変わらないのに。
それから数日が経って、病気が見つかった。私を覆う陽の光を通さない何かが煽られて私にとどいた光はそれが「幕」だったと教えてくれた。とても不思議だけれど「病気」に対して罪悪感は増えず、使命感に心が満ちている。あんなにもずるずると長い独り言は音と共に私の心から存在を消した。
神様の溢れる慈愛。
そして、そこにただひとりのこっていたのはルカちゃん。
ごめんねごめんね
ありがとう
主は私の羊飼い
主は私と共におられる
大丈夫!