桜の並木道。つぼみが膨らみはじめるころ見上げると空の青色にほんのりピンク色が混ざってその色から気温と同じようなやわらかい春のあたたかさを感じます。
桜を見上げて自分のこころをみる癖があります。「どうかどうかうれしい気持ちで溢れますように」と願うこと。
桜が満開の三月の終わり、突然、父が他界しました。その年は満開をむかえた桜のどの街のどの木々を見てもなぜかもの悲しく見えていたので見上げる度、心の中に違和感を抱えていました。この季節になると、このへんな癖が現れて桜の木が視界に入ることが少し怖くなります。
私が見上げる満開の桜はうんとうんと上空からは桜色の森のように見えるのかな?